イタリア語を勉強していると、英語のもとになっている言葉が多いことに気がつく。昨日夫が話していたのは、カンパニー(会社)という言葉。カンパニーはイタリア語ではcompagnia (コンパニーア)。仲間とか会社とかいう意味がある。
この言葉は「con pane」(コン パーネ)からきているそう。conは英語のwithでpaneはパンのこと。「パンを一緒に」という意味で、同じパンを食べる仲という意味だそう。
この間のオリンピックでイタリア人の女性が一人金メダルをとった。その時のテレビでイタリア人解説者が「一本」という言葉をイタリア語の動詞に変えて「ipponare」(イッポナーレ)と言っていたので笑ってしまった。
イタリア語をちょっとでも勉強したことがある人ならピンとくるかもしれないが、イタリア語の動詞は”are”,”ere”,”ire”のどれかで終わるので、選手が一本とった時にイッポナーレという言葉を使ったのだ。イタリア人はどうしても最後を先の3つの形で終わらせないと、しゃべっている時のリズムがしっくりいかないらしい。それで無理矢理イッポナーレになってしまったのか。
今日子 |